ぽんちゃんのゆるゆる日記

社会不安障害と発達の偏りと診断された雲仙の田舎住みニートの日々の日記

人間失格を読んで

7月から時々、青空文庫太宰治の「人間失格」をよんでいました読んでいた。

この話は太宰の自小説と言われてるらしい。

とにかく、全体的にドロドロとしてる
病気なまでに自分や他人を信じられなくなり、自殺を試みて道連れの女性が死に、自分だけ生き残る。
こんなことになれば、罪悪感さえ背負うことになり、まともな思考なんてできなくなるだろうな。
この主人公は子供の頃から自分に自信がもてず、周りを気にしてご機嫌をとっていた。
そして彼はそのことをいいように思っていない。
これにはなにか共感するものがあった。
自分はいったいどの人種にカテゴリーされるのか、他の誰とも違う気持ちの悪いものをもっていて、自信をなくす。
前向きになって自分のような人間は他にいないオリジナルなんだと思いこむ。
すると他人が「君みたいなのはけっこういるよ」といわれ、じゃー自分はいったいなんなんだ?
と余計、
自分の闇の中に沈んでいく

でもこの主人公は人生経験豊富そうで、自分はやっぱり惨めで小さい存在で井の中の蛙なんだな...